先日、来院された患者さん
頭の中で音がするとのこと
立位姿勢を確認させて頂くと。。
前面からは骨盤の上に胸郭がなく顔は傾いていました。
側面からは腰椎過前弯が気になる。
その為か頭は前方へ突出し、頭の付け根(後頭下筋群)の緊張が疑われました。
次に座った状態で脊柱を触れると脊柱の歪みが有るのは当然ですが、頭の傾きと捻れが強く見られました。
この姿勢だと症状も出てしまうのは仕方がないかな?
特に気になったのは腰椎過前弯と頭の歪み。
施術では腹部指圧と頭蓋調整を中心に行いました。
施術の仕上げに頭蓋調整を行ったのですが、部分毎の調整が終わる度に、患者さんが首をグニョグニョ動かし出す。
首の位置が辛いのかな?と一応確認すると、「勝手に動いてしまう。辛くはない。」とのこと。
5箇所ほど頭蓋骨のポイントを調整したのですが、調整が完了すると動き出す。
これが以前に書籍で読んだことのある自発動?
途中で、この動きを止めるのは良くないと感じ。次のコマが空いてましたので、動きが自然と止まるまで調整を続けました。
最後に姿勢を確認させて頂くと頭の傾きがかなり真っ直ぐになり、耳や顎の位置も変わりました。
施術をさせて頂きながらとても勉強になりました!
頭蓋骨の各部位毎に調整が終わると自発動が始まっていたのが、とても印象に残りました。
また蝶形骨の調整ではとても動きが大きかったことと、調節する部位によって動きが違ったことが印象的でした。
★覚え書き
後頭骨
動きはほぼ無し
側頭骨
動き大きく、時間3分ぐらい
伸展位と屈曲位での側屈を繰り返す
頭頂骨
動き小さく、時間1分ぐらい
小さな側屈繰り返す
前頭骨
動き小さく、時間1分ぐらい
前屈後屈繰り返す
蝶形骨
動きとても大きく、時間5分ぐらい
とても大きな動きで円錐状。
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