2018年8月15日水曜日

第103回晴明堂体操教室

昨日は103回目の晴明堂体操教室を行いました!

嬉しいことに初参加の方が3人いらっしゃいました。

9:00〜10:20 健康太極拳教室
10:30〜11:50 身体を整える歩き方教室を行いました。

初参加の方のお一人は太極拳教室から歩き方教室まで通して参加して下さいましたが、結構疲れた御様子。。

やはり余りハードな運動で無いとしても2時間40分は普段運動をされていない方にとってはボリュームたっぷりなようですね〜。

今年1月から太極拳を始めた方は70代女性ですが、太極拳教室から歩き方教室まで通して参加されてましたが、今では殆ど疲れないとのこと。

参加された当初のことを思い出しますとかなりバランス良く安定した歩行になってきました。

昨日の身体を整える歩き方教室では骨盤を立てる方法をお伝えし、理想的な立ち方を体験して頂きました。

その後、身体を整える歩き方を覚えて頂きました。

コツが幾つもあるのですが。。
昨日は体幹を安定させる方法、爪先の向き、脚の出し方、足の地面への着き方、腕の振り方について一つ一つ確かめながら実際に歩いて頂きました。

歩き方のコツをお伝えする前に、普段の歩き方をチェックさせて頂きました。
初参加の方はかなり左右アンバランスで、一歩一歩フラフラと頭やお尻を揺らしながら歩かれていました。

しかし一つ一つのコツを意識しながら歩くことで、帰りの頃には頭やお尻の揺れも減り、安定した歩行になっていました!

長年の癖で、変な歩き方になっていたとしても一つ一つチェックしながら歩くことで、短時間であってもかなり変わるものですね〜。

一度で覚えて頂ければ良いのですが、一度で覚えることができる人の方が多いので、何度か体操教室に参加して、しっかりと身体に覚え込ませて頂けたらと思いました。

来月は21日㈮に晴明堂体操教室を行います。

次回にも新規の方が1人申込みがあり、少しづつではありますが広まっていることが嬉しく思います!

以前は紹介の方しかいらっしゃいませんでしたが、ホームページからの申込みも増えてきました。

ホームページは役に立っていないと思いましたが、皆さんの関心が変わった為なのか問い合わせが増えたことはとても嬉しく思います。

もっと多くの方に、セルフコンディショニングや正しい身体の動かし方の大切さをお伝えしていけたらと思います。

2018年8月11日土曜日

太極拳的身体操作による手技療法

昨日は当院にて太極拳の動作を使った手技療法の勉強会を行いました。

骨盤帯と下部腰椎の調整法について学びました。

小手先の技術でなく高度な身体操作を必要とする技術と言うと言い過ぎかもしれませんが、かなり体幹や下半身の使い方が重要となってきます。

手先で何とかしようとすると上手く操作することが出来ず、身体も中々緩みません。。

手先は形をキープすることを意識して股関節や膝を上手く使うことで、受け手に最適な刺激を入れることが出来ます。

ついつい手にばかり意識がいってしまうので、身体の使い方を意識して練習していくことが大切だと感じます。

参加者の方も段々と股関節の使い方が分かってきたとのことで、随分とスムーズな動きになってきました。

このまま定期的に勉強会を開いていきたいと思います!

2018年8月2日木曜日

腹圧呼吸

最近読み終わった「スタンフォード式疲れない体」

Amazonで見かけた本ですが、こちらの本で取り上げられている腹圧呼吸が気になり購入しました。

晴明堂のホームページに腹部調整について載せていますが、腹圧のコントロールがとても大切だと感じています。

https://www.seimeido.info/施術について/腹部調整について/

毎月恒例の体操教室でも呼吸法をお伝えすることがありますが、より深く学びたいと思い購入してみました。

この本で紹介されているIAP呼吸は息を吸う時も吐く時もお腹を膨らませると言うもの。

このような呼吸法をすることで継続して腹圧を高めておくことが出来ます。

この内容を読んで、これって台湾での太極拳研修で学んだ呼吸法とそっくりで驚きました!

スタンフォード大学はオリンピックで多くのメダルを獲得しており、沢山の優秀なアスリートがいる大学ですが、怪我の予防やパフォーマンスアップの為にIAP呼吸を取り入れているとのこと。

最新の知識や技術を取り入れている大学の呼吸法と昔から伝わる武術の呼吸法がソックリなのは、昔の方は体感から呼吸法を見出していたことに感動しました!

台湾では太極拳の呼吸法を教わりながらも、私が中国語を理解できない為にどのような目的で?具体的なやり方も分からず、撮影させて頂いた動画や理解できた範囲での説明を思い出しながら練習をしていました。

呼吸法の練習を続けていく内に、これまで学んだどの呼吸法よりも丹田を鍛える呼吸法であることに気が付きました。

そして丹田をコントロールすることは腹圧のコントロールでもあると考えていますが、腹圧を高めることの効果について「スタンフォード式疲れない体」に書かれていた内容が私が思っていた効果と一致しており、体感と裏付けが一致するととても嬉しいものですね〜。

やはり間違っていなかった!

昔、整形外科に勤めている頃に今では一般的にも知られるようになったストレートネック。

ストレートネックの方の多くに斜角筋の過緊張が見られることを同僚の理学療法士に話したところ。

「そんなの文献にも載っていない。たまたまのことでしょ。」と言われ、色々と文献を調べても載っていなかったものが。。

それから2〜3年後に整形外科の月刊誌で論文が掲載されストレートネックの斜角筋の関係について自分が思っていたことがやはり正しかったのだ!と確信できたことを思い出します。

話がかなりズレてしまいましたが、太極拳の呼吸法は本に書かれているIAP呼吸のやり方よりも強烈な感じで、数呼吸で身体が温かくなり丹田を強烈に感じることが出来ます。

これにより腹筋の収縮力でなく強靭な腹圧により体幹を支えることができ、リラックスしているのに強固な体幹と体軸が出来ます。

通りで台湾の先生方が毎日熱心に呼吸法を練習するわけだ。

これは健康法としてもとても重要なことだと感じております。

私も継続して練習に励みたいと思います。

実はこの他にも呼吸法についての書籍を購入したのですが、それも太極拳で学んだ気功における呼吸法とそっくりで、また別の効果を狙っていることに気が付かせて頂きました。

その話はまたの機会に!

骨で歩く

ホームページの患者さん復習用ページにも載せましたが、そこでのタイトルは骨で立つということで、立つ時のコツについて記載しましたが、最近になって歩く時の骨の支えを意識出来る様になりました。 これは3つの転がりから自然に派生する感覚なのか?とても不思議な感じ。 太極拳を行っている時...